iPhone修理日記
2018年1月18日 お風呂にiPhoneを落としてしまう方が急増中!
アイフォン修理の成田也 中目黒店です。
今回はiPhone6の水没復旧修理。
iPhoneの水没というと夏場に多そうなイメージですが、実は冬も結構多いんです。
なぜかというと、寒くなってくるとゆっくりお風呂に浸かりたくなりますよね。
そう、長風呂のお供にiPhoneを持っていく方が多いからなんですね。
今回もご多分にもれずお風呂に浸かってしまったiPhoneの復旧修理です。
水没による故障で一番多いのが基板のショートによるもの。
ショートした際にできる、コゲのような化合物が回路に付着することによりその部分の電流が不通となります。
それによって動作不良や、起動しないといった故障が起こるのです。
そのコゲのような化合物を洗い流すために基板を洗浄するのが水没時の主な処置になります。
今回のお客様の場合は電源が付く状態でしたが、白いコゲのようなものが確認できたことと、しっかり水分が残っていたので(画像参照)この水分を飛ばす目的で、やはり洗浄作業から行います。
そんなこんなで基板を取り外してしっかり洗った後、元どおりに組み上げると無事通電。
もともと電源が付く状態でしたので当然といえば当然なのですが、何が起こるかわからないのが水没による故障。
水分や基板上に付着した化合物もきれいに流せてほっと一安心です^^
こうして無事に復旧するのも、水没後のお客様の対処が大きく左右します。
その点、今回のお客様の対処は素晴らしかったです。
その対処法とは、電源をすぐに落とすこと!(電源が入らない状態でしたらそのまま何もせずにお持ち頂くのがベストです)
先ほども書きましたが、水没による故障の原因はショートが多いんです。
そのため、電流を流さないという対処がベストなんですね。
万が一水没してしまった際にはいの一番に電源を落としてください!!
その後も電源を入れずにお持ちいただく事で、大分復旧率が変わってきます。